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泉都・別府に誕生したかまぼこ店
別府蒲鉾は、大正八年(1919年)、日本一の温泉湧出量を誇る泉都・別府で産声を上げました。創業当時は、店主自らがリヤカーを引いて毎日市場まで仕入れに行き、日が沈むまでかまぼこを作っていたそうです。創業から百年以上が経過した現代でも、三代目店主のもと、昔と変わらず日々かまぼこ作りに励んでいます。
昔から愛されている味・天ぷら
製品のなかでも昔から皆様に愛されているのが、すり身を成形して油で揚げた「天ぷら(さつま揚げ)」です。野菜や海老などを、新鮮なスケトウダラのすり身と一緒に練り込んでおり、すり身の旨味と具材の食感を楽しめるのが人気の理由。すり身は毎日石臼ですり、その日に作った品をその日のうちにご提供できるよう心がけております。
一つひとつが手作業
すり身に具材を練り込み、一つひとつを丁寧に成形し、油で揚げていきます。豆腐のように柔らかく崩れやすいすり身を器用に丸めていく技術は、まさに一子相伝の賜物といえます。また、生のすり身は温度変化により劣化しやすいので、作業には手早さも求められます。
油の温度に細心の注意を払う
「天ぷら」を作るうえで一番重要といって良いのが「揚げ」の工程です。揚げ過ぎれば食感を損ね、揚げが甘いと中まで火が通りません。プリプリの食感を決定づけるのは絶妙な火加減なのです。加熱は均一的なものでなく、野菜、海老、いか、チーズなど、一緒に練り込む具材により、油の温度に気を使い揚げています。
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